• メニュー
  • トップページ
  • CGSpについて
  • 活動・現地レポート
  • 団体概要
  • パートナー・協力団体
  • 参加方法
  • お問い合せ・取材

2024年4月
« 12月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

アーカイブ

活動・現地レポート

2015年6月4日

新たな取り組み

こんにちは。
代表の戸川です。

 

今回は、私たちの新たな取り組みについてご紹介します!

現在、私たちはカンボジアの消防・警察への訓練を実施しています。
同時に、学校や商業施設への避難訓練・救命訓練を実施しております。

 

11178255_695542787217256_6042493965852272000_n


1653866_704074996364035_8950713612422886940_n

 

 

写真 1

 

写真 2

 

 

何でこんなことをしているかというと、話は長くなるのですが。。。

近年カンボジアでは、急速な経済発展に伴い、各種災害が多発しております。
経済発展の速度に対して、災害に対するインフラ整備が追い付いていないのが現状です。
なにより人命にかかわることであり、そのことをとても危惧しております。

 

急病やアクシデントがあった場合には、カンボジアでも救急119番に電話をします。
日本では当たり前のように指令センターに繋がり、救急隊の発動や遠隔による救急初期対応の指示を行います。
しかしカンボジアでは、電話がつながることは当たり前ではありません。
なぜなら数多くのいたずら電話や、そもそも人員が確保されていないため、電話が鳴りやまないからです。
ようやく電話がつながったとしても、駆け付けるエリアごとに国立病院が決まります。
救急車は各病院から発動することになりますが、野戦病院のような病院に担ぎ込まれる可能性もあります。

 

そもそも救急隊が駆け付けるまでの時間は1時間以上とも言われております。
緊急事態に1時間以上もかかってしまったら、助かる命も助かりません。
また、それだけでなく救急隊のスキルについても懸念しております。
患者を「モノ」のように運んでしまうのが現状です。
救急隊、医師共にスキルは残念ながら期待できないのが現状です。
つまり、カンボジアでは急病やアクシデントに遭ったことよりも、その際のインフラ不足が人命にかかわる大きなリスクとなっております。

 

 

自分たちの身は自分たちの手で守らなければならない。
それがカンボジアです。
日本では当たり前の「安心」を手にすることは、容易ではありません。

 

そこで私たちは、予防活動を行っております。
日本でレスキュー隊員として活動していた松崎君を中心に、救命訓練などを定期的に実施しております。

こちらの活動についても、またご報告させていただきます。